ANIKIの酒場

こんにちは。東北大学経済学部経済学科4年のANIKIです。ANIKIはベトナム人の友人につけて貰ったあだ名です。2014年9月より半年間ほど、台湾の国立政治大学社会科学院に交換留学生として行きます。その模様をブログにまとめて書いていきたいと考えています。

留学37日目:ASHIATO

ASHIATOに載せる用の文章を先にこちらへ。

 

 

今年は東北大学から台湾への交換留学生が多いようですが、誰もブログを書いていないので書くことにしました。台湾と言えば誰もが「親日の国で日本語が通じるから生活しやすい」というつまらないテンプレートなリプライをしてくれるところです。一部は正しく一部は間違っています。

 

 

国立台湾大学東北大学と同じく旧帝国大学シリーズであるように、元々日本が第二次大戦時に占領していたからその影響ではないかと思います。それでいて、親日なのはある程度正しいと思います。

 

 

また日本語が通じるのは観光地や日本語を習得しようと取り組んでいる人であって普通の人は勿論喋れません。それに交換留学で宿泊するのは刑務所のような4人部屋の国際寮です。英語と中国語が公用語です。誰もが母国語に加え、英語、中国語というトライリンガルな生活を強いられる素敵な環境です。

 

 

私は現在、経済学や政治学に関する英語での授業をいくつかと中国語で行われている他言語の授業をとっています。また授業外では体育会ラグビー部で最強のボディーランゲージを学んでいます。毎日筋肉痛ですし、プレーの最中の中国語は何を言っているのかまだ分からないことが多いですが、英語の助けを借りて連携したり、激走したりタックルしたりするのは最高です。

 

 

他には言語交換をしたり、珈琲クラブや書道クラブでリフェレッシュしたり、東北大学で所属しているインターナショナルなサークルの台湾支部の人と関わったり、台湾大での台日学生交流会に参加したりしています。週末、時間があるときは適当に暇そうな人を捕まえて観光に行ったりしています。

 

 

さて、このような忙しくも楽しい留学生活に必要なものが5つあると私は思います。これを書いてこの記事を終わりにしたいと思います。

 

 

1. 体力(健康)

海外で風邪を引くと本当に辛いです。私はここ2年くらい病院に行ったことがないくら健康なのですが、出国直前の連日の送別会という名の飲み会と日本を惜しむべく旅行のし過ぎ、および徹夜でのフライトにより留学初日から体調を崩していました。はじめの2週間は地獄のように辛かったです。

 

 

2. 最低限の英語力


東北大学の場合、交換留学はTOEFL ITP 500あれば欧州の大学にもアプライ出来ます。留学先での会話に少し支障があるかもしれませんが最低限というならこれでいいと思います。また私の留学先のように英語が母語でない国でもとりあえず英語ができれば生活はなんとかなります。助けを呼べます。

 

 

3. コミュニケーション能力

就職活動で耳がN々村議員になるほど聞いた言葉ですが、英語の能力で不足があるならば広義のコミュニケーション能力で補うしかないと思います。具体的には専門分野に対する深い知識や趣味なども包括されると思います。

 

 

 4. お金

成績が一定以上(GPA 3.0満点換算で2.3以上)ならほとんどの確率で奨学金が月に8万程度受給出来ます。これを有効に活用して旅行に行く先輩方もたくさん見て来ました。成績さえよければ良いのでとても良いと思います。

 

 

5. 何事も楽しむ心

全員に当てはまる訳ではないと思うのですが、楽しむ心は必要だと思います。私の場合は「私は○○を学ぶために留学しにきました」というよりも毎日が旅行気分なので精一杯楽しいことをしようという心持ちで生活しています。

 

 

大学4年生という老害として思うことは、留学は別に英語ができる人だけが行くものではないので、後輩には念入りに準備をした上で気軽にチャレンジしてみて欲しいということです。また交換留学だけでなく海外インターンシップにも是非取り組んで欲しいと思います。交換留学は楽しいことの方が多いので、海外インターンシップの方が挑戦しがいがあると思います。少しでも後輩の背中を押せたなら幸いです。